Googleのサービス「キーワードプランナー」はリスティング広告を出すためのツールです。ですが、広告費を使わない無料の状態でも、キーワードの検索ボリュームの比較など、サイトの構築に役に立つデータを手に入れることはできます。
例えば、下の画像を見てください。キーワードプランナーで調べた月間検索数です。
全て同じような意味合いなのに、こんなにも差があります。どの言葉を使って記事を書くかも重要なことがわかりますね。
他にも、関連キーワードを調べたりすることもできる「キーワードプランナー」。今日は、ブログアフィリエイター・サイトの運営者向けにキーワードプランナーで出来ることと、使い方をご紹介します。
キーワードプランナーで出来ること
広告出稿用のツールのキーワードプランナーですが、サイトの運営にも大いに役に立ちます。その中でお世話になる機能は主に下記3点です。
- 特定のキーワード需要・競合性の確認
- 関連キーワードの発掘
- サイトと関連の高い検索キーワードの発掘
キーワードプランナーは、グーグルアカウントを持っている人でしたら、アクセスするだけでだれでも使うことができます。
Googleアカウントを持っていない人はこの記事を参考にどうぞ↓
それでは、使い方も含めて詳しく見てみましょう。
【特定のキーワードの需要・競合性の確認】
下の画像を見ていただければわかりますが、あるキーワードでの月間検索数を調べることができます。今回は「アフィリエイト 方法」を調べました。
一つの難点は、数字にかなりのブレがあることです。これは広告を出稿すると、百単位で正確な数字を出すことができます。
とはいったものの、サイトの構築の中で大切なのは、「ビッグキーワードにどれくらい需要があるか」と「ロングテイルキーワードの選定」の2つです。
大本となるビッグキーワードに需要がなければそのジャンルはさらに拡大するか、もしくは別のジャンルのサイトを作ったほうがいいという結論に至りますが、最低10万以上の検索数があれば問題ないでしょう。
そして、ビッグキーワードを狙っていくには、ロングテイルキーワードを意識した記事作りが肝になってきます。
ロングテイルキーワードは100以上の検索数があればいいので、この数字のブレはあまり気にしなくて大丈夫です。
【特定のキーワードの需要を調べる方法】
キーワードプランナーにログインしたら「検索ボリュームと傾向を取得」をクリックして、出てきたボックスに調べたいキーワードを入力しましょう。
この時に改行して別のキーワードを入れることで、複数のキーワードを調べることができます。
最後に「検索ボリュームを取得」の青いボタンをクリックすると出てきます。
*エラーになりやすいので、その時は再度青いボタンをクリックしてください。
実際に検索をかけるてみると下の画像ような表が出てきます。
「キーワード」「月間平均検索ボリューム」「競合性」「推奨入札単価」のところをクリックすると並び替えも可能です。
ここに表示されるのは、過去の平均検索数なので、これだけの需要があるということですね。
注意したいところは、競合性が低いからといって、ライバルの数が少ないというわけではないということです。
あくまで「広告出向者向け」なので、ここでの競合性は広告での競合性です。
「アフィリエイト」のキーワードがいい例です。
アフィリエイト関連の商品は、今のところメルマガでの売込みが基本なので、広告の出稿数自体は少ないんですね。でもご存知の通りアフィリエイト関連のサイトは山のようにあります。
逆に、競合性が高いということは、それだけ広告を出稿している人が多い。つまり資金力がある会社などがライバルとして多いということです。
このように、圧倒的不利の状態をはあくして避けることはできるでしょう。
とは言いつつも、PPC広告が主流でオウンドメディアの作成がおろそかになっているジャンルもあるでしょう。そういったところは、見込み客が多いが、その気ワード関係のサイトは少ないということなので、見つけることができたらラッキーですね。
【関連キーワードの発掘】
先ほどはある特定のキーワードの検索ボリュームを調べる方法でしたが、キーワードプランナーでは案連キーワードを調べることもできます。
下の表は、「アフィリエイト 初心者」というキーワードに関係のある他のキーワードです。
一つの検索キーワードからでもこんなに沢山のキーワードが出てきます。(赤線のところの「すべて追加」の数。今回は452個。)
自分の頭で考えているだけだと、実際にそのキーワードに需要があるかわからないし、世の中の需要から外れてしまうことが多々あります。キーワードプランナーをうまく利用して需要のあるキーワードを把握しましょう。
ちなみに、「ダウンロード」のボタンをクリックすると、エクセルファイルでダウンロードすることができます。無料のオープンオフィスでも確認可能です。
【関連キーワードを発掘する方法】
今回は「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」の機能を使います。
この機能の一番上の欄に気になるキーワードを入れてみましょう。
商品カテゴリ・ターゲット設定の項目のところで、絞り込みの設定をすることも可能です。
そして最後に下のほうにある「候補を取得」の青いボタンをクリックして完了です。
今回は商品っぽいワードで候補を出しましたが、サイトの運営の場合はBigキーワードやロングテイルキーワードで大丈夫です。
【サイトと関連の高い検索キーワードの発掘】
最後にご紹介するのは、構築しているサイトに関連のあるキーワードを探す方法です。
今まで書いてきた記事がこのデータのもとになっているので、最低でも1ページ以上はTOPページ、または記事を書いておく必要があります。
【サイトと関連の高い検索キーワードを発掘する方法】
「関連キーワードを発掘する方法」と同じように「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」の機能を使います。
ただ今回は、「ランディングページ」のところにあなたのサイトのURLを入れてください。
この時にどのページのURLを入れるかで取得するキーワードの内容が変わってきます。
そのページに使ってある単語をもとに検索結果が表示されるのです。
TOPページ、カテゴリーページぐらいは最低でも全て調べたいところです。
ネタが尽きてきているようでしたら、それぞれの記事も調べると思いもよらなかったキーワードが見つかるかもしれません。
以上、キーワードプランナーの使いかたでした。今回はあくまで、「サイトの運営者向け」の利用方法です。広告出稿の時はまた気にするべき点や調べ方・見方も変わってくるのでご注意ください。
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