新しくドメインを取得して、マルチドメインで作ったWPサイトをあたしいURLに変更したいときのサイトの移動方法です。
今回は単純に、エックスサーバー内でのURL変更の方法です。
WPサイトのURL変更のために用意するのも
- 旧ドメインのうちにグーグルアナリティクスに登録しておく
- 新ドメイン
- FTPソフト
【旧ドメインのうちにグーグルアナリティクスに設定しておく】
新しいドメインにサイトのURを変更する前に、グーグルアナリティクスに登録しておきましょう。
後程グーグルサーチコンソールで、「サイトのURLを変更しました」という設定を行いますが、この時に新・旧両方のサイトの所有者であることを示さなければなりません。
全ての設定を済ませた後だと、旧サイトのダッシュボードにログインできなくなるので先に済ませておいてください。
もし、すでにリダイレクトまでサイトの移動が完了している場合は、HTMLファイルのUPロード等でサイトの所有者を示すこともできます。
【新しいドメイン】
新しいドメインは取得したら、ドメイン設定で使えるようにしておきましょう。
サーバーパネルの「ドメイン設定」のところからできます。
無料独自SSLも忘れずに。SEO的に必須です。
【FTPソフト】
WPサイトのURLをへんこうするとき、WPでサイトのURLを変更すれば終了!ってわけではありません。データーベース等の設定も必要です。
今回は、Xサーバー内での移動なので、データーベースをこちらで設定する必要はありませんが、新しいドメインのフォルダに、旧ドメインのものをすべて移動する必要があります。
その時に使うのがFTPソフトです。
有名な無料FTPソフトに”FFFTP”というソフトがありますが、あんまりうまく行きませんでした。重いし。
そこでお勧めするのは、”WinSCP”という無料ソフトです。こちらからダウンロードできます。かなり軽かったです。
WPサイトURL変更の方法
【WPサイトURL変更の手順】
- FTPソフトでサーバー接続の設定
- 旧ドメインからファイルをダウンロード
- 新ドメインのフォルダにそれをUPロード
- WPのURL変更
【1:FTPソフトでサーバー接続の設定】
エックスサーバーから下記3つの情報を取得してSTPソフトに設定します。
- ホスト名
- ユーザー名
- パスワード
「FTPアカウント設定⇒ドメイン選択⇒FTPソフト設定」でパスワード以外を確認できます。ドメインはどれ選んでもいいです。
サーバーパスワードを忘れた人は。お問い合わせで再発行できます。
【2:旧ドメインからファイルをダウンロード】
デスクトップ上にフォルダを作って、急ドメインのファイルから必要なものをFTPソフトを使ってダウンロードします。
旧ドメインがサブドメインだった場合、そのサブドメインのフォルダの中身全てです。
例えば、sub.olddomain.comというサブドメインで作っていた場合は
「olddmain.com⇒public_html⇒sub 」という順にフォルダを進んでいきます。このsubのフォルダの中身をすべてダウンロードしましょう。
ドラッグ&ドロップでダウンロードできます。
【新ドメインのフォルダにそれをUPロード】
今度は、FTPソフトを利用して、先ほどダウンロードしたファイルをすべて新しいドメインの「public_html」というフォルダにドアラッグ&ドロップでアップロードします。
画像はすでに入れ終わった後なのですが、何もいじってない場合は2つくらいファイルがあった気がします。
アップロード途中で、「同じ名前のファイルがあります」と出ると思いますが、その時は上書き保存で大丈夫です。
【WPのURL変更】
WPに設定してあるURLを変更します。
http://newdomain.com/wp-admin/
からダッシュボードにログインできます。赤文字のところを新しいドメインにしてアクセスしてみてください。
ダッシュボードにログインして、「設定⇒一般」からwordPressアドレスとサイトアドレスの2つを変更しましょう。新しいドメインの設定の時に独自SSL証明の設定をしているともうので、「https://」の「s」を忘れないようにしましょう。
サイトURL変更後の作業
さて、今までの作業で、サイトURLの変更はできたのですが、よく考えると、まだ旧サイトが残ってますね。このままだと、ただただ、サイトをコピーしただけです。サイトドメインの変更は、SEO効果を狙ってのものだと思います。このままだと逆にSEOで悪い評価を受けてしまいます。
グーグルへサイトURL変更のお知らせや、旧サイトへ訪れた人の新サイトへの誘導、リンクの整理などまだまだやることはあります。
- リダイレクト設定
- Search ConsoleでURL変更
- 内部リンクの整理
- その他登録URL変更
【リダイレクト設定】
リダイレクトの設定はXサーバーでは簡単にできるのですが、そもそもリダイレクトしないほうがいい場合もあるのはご存知ですか?
リダイレクトの設定をすると、旧URLの評価もある程度引き継げるのですが、それがわるい評価の場合、その悪評までも引き継いでしまうそうです。
グーグルからの評価がいいときだけリダイレクトしましょう。
目安として検索からのアクセスがなければリダイレクトしなくても大丈夫です。
エックスサーバーでのリダイレクト方法は「サーバーパネル⇒サイト転送設定⇒旧ドメイン⇒リダイレクトの追加」で行います。
サブドメインや、サブディレクトリで元のサイトを作っていた場合も設定可能です。
ただ、同一ドメイン内でリダイレクトする場合(old.com⇒new.old.comなど)は.htaccessファイルでの設定が必要ですので注意しましょう。
【Search ConsoleでURL変更】
さて、サーチコンソールの設定をしていきましょう。
まずは旧URLのプロパティに入って、歯車マークから「アドレス変更」を選んでください。そこから設定をしていきます。
流れは下記の通り。
- リクエストから新しいサイトを選択する
- 301ダイレクトが正常に動作していることを確認する
- 確認方法がまだ残っていることを確認する
- アドレス変更のリクエストを送信する
301ダイレクトの設定がされていることが前提になります。先ほど、「評価わるい人は301ダイレクトしないほうがいい」といいました。
つまり、評価が悪い人は、旧サイトとは全く別のつもりでつくりかえましょうということですので頑張ってください。その場合はそのままサーチコンソールに登録して大丈夫です。
★1:リクエストから新しいサイトを選択する
新しいドメインのサイトを登録しておく必要があります。
★2:301ダイレクトが正常に動作していることを確認する
新サイトの確認と、リダイレクトの設定が正常に動作していれば先に進めます。
先に進めない場合は、リダイレクトがうまく動いていないので、確認・修正してください。
★3:確認方法がまだ残っていることを確認する
ここで、旧サイトをまだ確認できることを示さなくてはいけません。
確認方法の中にアナリティクスを使った方法があり、これなら1クリックでした。
★4:アドレス変更のリクエストを送信する
最後にボタンをクリックして完了です。
【内部リンクの整理】
現状だと、新サイトの内部リンクや画像のURLが、旧URLのままになっています。
これらすべてを手作業で変えるのは大変ですが、「Search Regex」というプラグインで簡単に変更可能です。
新しいURLでインストールし、ダッシュボードの「ツール⇒Search Regex」で使えます。
僕がおこなったときは、画像が多かったので400個ほどありましたが、1分かかりませんでした。
【その他登録URL変更】
お疲れ様でした。SEO的な行動も含め、サイトのURL変更はこれで完了です。
あとは、アフィリエイトやにほんブログ村、アナリティクスなど何かしらのサービスに登録してあった場合は、それらの変更も行ってください。
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