今日は、理想を叶えるため、ライフステージを上げるためのセルフコーチングとして、その基本となるエフィカシーとコンフォートゾーンについお話ししたいと思います。
苫米地英人さんがお話ししている内容をできるだけわかりやすく解説したものです。公式のYouTubeで見れますので、元の動画を見たい人は御覧ください。
結論から言うと
考え方や行動、無意識の状態すらをも、理想としている状態まで持ってくことが、理想を手に入れる方法になります。一言で言うと、理想をかなえている自分に臨場感を持ってなりきるということです。
例えば、「お金持ちになって貧困の国に学校をたてまくる」という理想を持っているとします。
そのためにはお金持ちであるということが大前提ですが、お金持ちの人は「どうやったらお金持ちになれるか?」なんてことを考えないでしょう。
お金に関して言えばもっと具体的な戦略を考えてます。「あ、学校を建てるためには1000万必要なんだ。だったらあの商品をこのルートで500万の広告費をかけて・・・」とか「配当金10%の株を1000万円分10銘柄買って・・・」みたいな感じで。
だけど現状は、お財布の中を見ると3000円しか入っていないし、貯金も100万円くらいしかないとなったら、ものすごい違和感を感じるでしょう。「あれ?オレは海外に学校つくるから、こんなにお金がないなんてありえない」。という不満が出てきます。
本気でこう思えるくらいまで、無意識レベルが上がった時、理想に臨場感を持った時に、あなたの脳はものすごくクリエイティブにあなたのお財布を満たす方法を考えるようになるのです。
俗にいう「引き寄せの法則」ですね。これをもっと理論的に説明していきます。引き寄せの法則がただのおまじないレベルになっている人はたぶん多くいらっしゃると思います。それを本物のスキルとして使いこなせるように、より深いレベルで理解しましょう。
コンフォートゾーン
まず理解しないといけないことが、「コンフォートゾーン」についてです。コンフォートゾーンを変化させることが、今とは違うライフステージを手に入れるための必須事項になります。
【コンフォートゾーンとは今の自分が一番居心地がいい状態】
例えば、何かの大会や試験、発表会などを想像してください。小学生の時の文化祭などでもいいです。
練習の時はうまく行っていたとしても、いざステージに上がったら緊張して失敗してしまった経験はありませんか?もしくは失敗はしないまでも、筋肉が緊張して手が震えたり、声が上ずったりした経験はあるでしょう。
人間に限らずすべての動物は、自分が居心地がいい状態・リラックスした状態が一番能力を発揮できます。
コンフォートゾーンとは、自分が以後心地がいい状況で、現状で一番力を発揮できる状態のことを言います。
【コンフォートゾーンが壁になるとき】
今の自分が心地い状態。それはすなわち、今までの自分の積み重ねの上にできています。現状です。
コンフォートゾーンは、そこから外れると、元に戻そうとする力が働くので、自己成長を望んでいる人にとっては壁になることがあるのです。
例えば、会社で新しい仕事を振られた時に、ものすごくクリエイティブに言い訳をする人がいますよね。その新しい仕事をすることで、今のコンフォートゾーンから外れるので、その人の脳は現状を維持しようと働くわけです。
このようにコンフォートゾーンには現状を維持しようとする力が働きます。
今のままだと到底達成できない理想を持っている人は、現状のコンフォートゾーンから外れないといけません。その時にあなたの壁になってしまうのです。
しかし逆に考えると、現状がコンフォートゾーンから外れている状態だとすればどうでしょう?あなたの脳は不満があるので、正しいコンフォートゾーンに戻すために、その方法をクリエイティブに探し始めます。つまりコンフォートゾーンを、あなたが求めている状態につくればいいのです。
それがエフィカシーを上げることです。
エフィカシー
【エフィカシーとは】
苫米地先生の言い方を借りると、「ゴールを達成する自己能力の自己評価」のことです。
簡単に言うと「オレはできる!」っていう根拠のない自信です(笑)
根拠のない自信というと、なんだか安っぽく聞こえますが、それはつまり「当たり前に達成できる」と思っているということです。コンフォートゾーンが”そこ”にあるんです。
コンフォートゾーンが”そこ”にあるということは、先ほども言ったとおり、現状に不満を持っているあなたの脳は、正しいコンフォートゾーンにもどるためにクリエイティブに能力を発揮します。
そうすることで、理想をかなえていくことができるのです。
しかし実際は、多くの人はエフィカシーが低い状態にあります。自己評価が低いんです。これは今まで生きてきた中で、「あなたにはできない」とか「現実を見なさい」というのが当たり前に染みついているのが問題です。
「あなたにはできない」「現実をみる」。じつはこの言葉の前には、ある言葉があります。それは「今までの」という言葉です。
コンフォートゾーンを理想としている状態に置くというということは、今までは関係ありません。
これから先、エフェカシーを上げることで、コンフォートゾーンを理想の状態に作れるようになるのです。大切なのは、未来です。過去は関係ありませんので、まずはそこにそばられないようにしましょう。
【エフィカシーを上げるにはゴールの設定が大切】
エフィカシーとは、ゴールを達成する自己能力の自己評価だといいました。エフィカシーを上げるには、この「ゴール」というものが大切になってきます。
ゴールを設定するときのポイントは2つです。
- 現状の外にあるということ
- 何が何でも達成したいということ
現状の外とは、現状を変えなければ達成できない。ということです。
例えば、「今の会社で社長になる」は現状の続きです。「隣の会社の社長になる」は、今の会社を辞めないといけないので、現状の外側にあるといえます。
ゴールは現状と遠ければ遠いほどいいです。なぜなら、コンフォートゾーンを変えることが目的なので、現状でどうにかなりそうなことでは意味がないのです。
【エフェカシーを上げるには】
エフェカシーを上げるにはいろんな手段が存在します。
その一つとして簡単にできるのアフォメーションをご紹介します。「私はお金持ちになる」と実際にことばで言ってみることですね。
アフォメーションは、より臨場感を持てるように行ったほうがいいのですが、それにはポイントがあります。
- 一人称で
- より具体的に
- 現在進行系で
- 肯定的に
- 感情も含めて言う
これです。
例えば「お金持ちになる」だったら、「私は、お財布を開けるといつも100万円入っている。うれしい!」みたいな感じです。「今日も収入が10万円入ってきてうれしい!」とか。
そこにいまいち臨場感を感じられない場合は、それを達成した時の自分ではなく、それを達成しに行っている自分が何をしているかでもいいでしょう。
「今日は全てを任せられそうな従業員を雇うことができた、これからが楽しみだ」「メルマガの新規読者が今日も30人増えた。この調子でいくと今月は1000人くらい集まるぞ!うれしいぞ!」みたいな感じで。
まとめ
コンフォートゾーンを理想の状態に持っていくことで、脳はクリエイティブにその方法を探してくれる。
理想とするコンフォートゾーンに変えるためには、エフィカシーを上げる。
大切なのは「理想に臨場感を持つ」こと。